Raspberry Pi Zero WHを買ってみた
2018/06/21 12:26
Raspberry Pi Zero WH(RPiZeroWH)を買ってみました。
ホームIoT化の初歩ではマストアイテムですねw
もともとRaspberry Pi 2 Model B(RPi2)は持ってて色々試してはいたんですが、
無線機能(Wi-Fi)が無いというのと、消費電力が大きいことにまぁ不満があったので購入してみました。
RPi2は350mAでRPiZeroWHは150mAと半分以下です!
電気料金に換算すると以下。(1kWh単価:27円とした場合)
| RPi2 | RPiZeroWH | |
|---|---|---|
| 電力(W) | 1.75W(5V * 0.35A) | 0.75W(5V * 0.15A) |
| 8時間 * 30日 | 11.34円(0.00175kW * 8h * 30day * 27円) | 4.86円(0.00075kW * 8h * 30day * 27円) |
| 24時間 * 30日 | 34.02(0.00175kW * 24h * 30day * 27円) | 14.58円(0.00075kW * 24h * 30day * 27円) |
とまぁこんな感じになる。1ヶ月で倍くらい(19.44円)の料金差になる。
これを一年と考えると単純計算で233.28円も違いが出る。
電気料金は、まぁそこまで気にするほどでもないけど、小型で無線というのが大きなメリットだ。
前置きはこれくらいにして・・・
今回準備した物の画像
今回準備したもののリスト↓
- Raspberry Pi Zero WH 本体
- microSD 32GB (16GB以上)
- Micro USBケーブル(電源用)
- SDカードに書き込むためのツール
- 1.2A以上の電源
- mini-HDMIケーブル
- マウス&キーボード
- Micro USBケーブル
- USBハブ
最低でも1~4は必要です。
4はなんでもいいです。私はUSBタイプのやつがあったのでそれを使ってます。
5の電源は最近のUSBポートは大電流が流せるので、規格が合えば必要ないかも(あったほうがいいけど)。
もう一台PCがあればSSHできるので、6と7はなくてもいいです。
8は単純に9のUSBハブを付けてUSBデバイスを複数付ける際に必要です。
(ちなみにOTGケーブルがあれば3、5、6、7は不要になります)
今回はRPiZeroWHにディスプレイ接続なし(SSH)で初期設定するので、実際使ったのは1~5までです。
では作業開始!
まず、OSイメージをダウンロードします。
Raspbianをダウンロードします。
3種類あります。(xxxxはバージョン名)
- Raspbian xxxx with desktop and recommended software
- Raspbian xxxx with desktop
- Raspbian xxxx Lite
1と2はGUI(デスクトップあり)環境です。マウスでポチポチできるやつですね。
違いは1がおすすめのソフトウェアが最初から入ってるやつで2はプレーンなやつです。
3はCUI(デスクトップなし)環境です。キーボードのみで操作するやつです。
私はLinuxディストリビューションではCUI環境の利用が多いので3を選びました。
次に、SDカードフォーマッターを使ってSDカードをフォーマットします。
(詳しいことはわかりませんが、OS付属のフォーマットよりもSD用に最適化されるらしい)

フォーマットが完了。
次にSDカードにOSイメージを書き込んでいきます。
Etcherというツールを使います。

左がOSイメージ、中央が書き込み先、右が書き込み開始!
書き込み中

チェック中

この画面↓がでれば完了です!

書き込みが終了したら一旦取り外して再度接続します。
すると「boot」というデバイスが出てくると思います。
次はSSHの接続許可をするために空の「ssh」ファイルを作成していきます。
拡張子は無しです!
次にWi-Fiの設定ファイルを作成します。
これが無いとSSHで接続できません!
「wpa_supplicant.conf」というファイル名で作成します。
注意点としては改行コードはLFにしないとだめです。
あと、RPiZeroWHは2.4GHzにしか対応してないです。
でwpa_supplicant.confに以下のように自分のWi-Fi情報を書き込んで保存します。
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="ここにSSID"
psk="ここにパスワード"
}
終わったら、「boot」の直下に上記2つのファイルを置きます。
こんな感じです↓
終わったらSDカードをRPiZeroWHにセットします。
そしたら起動です!電源つないだ瞬間に起動します!
1分くらい待つとセットアップが終わってるので、SSHで接続しにいきます。
WindowsだとTeratermというツールがいいでしょう。
同じネットワークに1台だけの場合は「raspberrypi.local」というホスト名で接続できます。
複数台ある場合はIPアドレスを調べて「pi@IPアドレス」で接続してください。
$ ssh pi@raspberrypi.local
初期パスワードは「raspberry」になってます。あとで変更しましょう。
Teratermで接続した様子↓
接続できました!
次にアップデートします。
$ sudo apt update && sudo apt upgrade
これでセットアップは完了です!
一応、今計画してるのはUSBカメラを接続して録画したり、7セグメントLEDを操作してみたりしようかと思ってます。